フードセミナー
今日はお休みをいただいて、フードのセミナーに参加して来ました!
話が前後したり飛ぶかもしれませんが、よろしくお願いします。
ペットフードはものすごい種類があり、値段もピンキリ。
何を基準に選んで良いものか分からないですよね。
ネットで検索して調べることもあるかと思います。
しかしインターネットの情報は一つの製品を売り出すために固執した書き方だったり、確証やデータのない話が多く、書いている人も分からないのに信用するには不安ですよね。
僕はインターネットの情報も知識として見ることもありますが、信用するには「なぜ?」それが良いのか。を一度自ら調べ直したりしています。
今回のセミナーは、僕が以前参加したフードセミナーの講師の師匠にあたる方で、完全質疑応答の形で、現場での話がメインで進んでいきました。
まず基本的な点で、
「絶対的なフード」はない!
ということ。
つまり、このフードをあげておけば間違いありません!っという万能なフードは世の中には存在しない。ということでした。
冷静に考えればその通りなんです。
犬の種類だけ見ても、JKCに認められているだけでも百数十犬種いて、原産国や目的がそれぞれ違うのに一つのフードでまかなえるはずがないですよね^^;
なので、フード選びの基礎として、
「犬の原産国の食性」を考える必要があります。
その国の人たちが何を食べ、何を与えて来たのか?
日本であれば、日本原産の和犬と呼ばれる種類は一昔前は人間の残飯を食べていたので、現在流行している「肉主流の食事」が体質的に合わないことが多いそうです。
このように国によって食べさせていた食べ物が違うのでその食性、体質、消化機能(ここでは腸の強さのこと)も違ったりします。
食性を考える中で重要なのは、たんぱく質量と脂質量。
基本的に日本の家庭犬は運動量が少ないので、高タンパクフードが合わない子がほとんどです。(昨今ブームが起きていますが、真逆のお話ですね)
高タンパクな状態が続くと、耳垢が多く出たり、目やにが多く出たり、体にサインが出て来ますので、様子をしっかり見ててあげてください。
体調やフードがあっているかの一番目安になるのは「排泄」つまりウンチの状態です。
しかし、一部のフードには【ビートパルプ】と言われるものが入っています。
これは『便を固めるため』に入っているもので、栄養価はありません。
原料は大根の絞りかす。
これが入っていることによって、毎日同じ量、同じ固さで出るようになるそうです。
つまり体調が悪かろうが悪くなかろうが、同じ便が出るということ。
もしこのビートパルプの入っているフードを食べている子が、下痢の場合は要注意。ということです。
ここで言いたいのは、毎日同じ量、同じ固さ、同じニオイで出てくる便は自然でしょうか?
人なら毎日便の様子は変わりますよね?
例えば毎日カロリーメイトのような食事を続けていたとしたら…ということで考えて見るとわかりやすいですね^^
よくアレルギー対策の処方食で使われている【加水分解タンパク】と言われているものにも少し注意が必要です。
もちろん治療中の子は悪くはないのですが、健康な子は腸の動きを悪くしてしまう可能性があるとのこと。
加水分解タンパクとは、アレルギーを起こさないように物質の分子を小さくして、アレルギーと認識させないようにする。という技術ですが、分子レベルが低いために腸が動かずとも消化吸収してしまうので、機能が低下していく恐れがあるのです。
さて、ここから腸の話もちょっとしたいのですが、長くなったので今回はここまで!
次回をお楽しみに♫